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産直寄稿コラム  


農産物の直売所が出来るから、加入してみない? と声をかけられた時は、自分の作った野菜をお店で販売し、お金をいただくということに大変戸惑いました。それまでは、作った野菜を選果場に出荷するだけだった私にとって、それはとても勇気のいる決断だったように思います。産直は、私たち生産者が直接お客様と対面して販売していますが、最初の頃は「いらっしゃいませ」の言葉さえ恥ずかしく、それが今、12年も経てば自然と口をついて出るようになりました。また、お客様から食べ方や調理方法、野菜の育て方などを聞かれ、生粋の遊佐弁で答えるため、遠くから来られた方に通じなくて言い直したことも。でもこれぞ直売所の良さ! と思えば、お客様とのやりとりも楽しみの一つです。私たちは産直を通して、安心・安全は当然のことながら、店ならではの珍しいものや加工品なども常に考え、提供していきたいと思っています。生産者一人ひとりの野菜の見た目はそれぞれ違っても、お客様に見て、買って、喜んでいただきたいという思いは同じ。10月11日から始まる「庄内秋の直売所まつり」では、各直売所でさまざまな催しを企画し、皆さんをお待ちしています。  

生産者と店員1人2役。人気店の
生産者から見た、産直の魅力とは。

産直寄稿コラム(1)

大きさや形は違っても
喜ばれる野菜づくりへの
思いは、みんな同じです。
伊藤美根子|「ひまわりの会」会長

酒田市生まれ。現在は遊佐町小原田で専業農家を営む。生産品目は、水稲や野菜、花(葉ぼたん)など。昨年4月、地元農家で組織する「道の駅鳥海ふらっと農産物直売所ひまわりの会」会長に就任。




産直・直売所ガイドほか情報満載サイト
「庄内を遊ぼう!」の管理人・Ikoさん。

産直寄稿コラム(2)


個性派揃いの産直は
「庄内に生まれてよかった」
を体感する場所です。
伊藤いづみ|「庄内を遊ぼう!」管理人

鶴岡市生まれ。鶴岡北高、東京工芸大学卒業。(株)リクルート退社後、帰郷。庄内のいいところ探しの趣味で始めたホームページ「庄内を遊ぼう!」は開設10年

=>「庄内を遊ぼう」ホームページはこちら
  この特産物はやっぱりここじゃなきゃというお店、海と山の幸が一緒に揃うお店、レシピをいっぱい用意してくれているお店、情報通なレジ係さんのいるお店…。直売所は、買った物と同じぐらいのおまけがついてきます。
 庄内の産直は、新鮮・安心・安価だけじゃない個性派揃い。ひと味ある手作りPOPが楽しいコンテナなどの工夫とともに、そこに野菜や果物を並べる農家のお父さんやお母さんの心意気が伝わってきます。
 1週間でがらりと品揃えが変わることもある産直。今週はどんな美味しいに出会えるか、ワクワクしながら産直めぐりに出かけます。旬のお目当てを手に入れたら、“規格外”と初めましての”変わり種”探しも楽しみのひとつ。大当たりだったり、失敗だったり、それもまた面白く、お気に入りの1品をみつけると、「庄内に生まれてよかった」と、つい規模の大きい感想をつぶやいてしまいます。
 産直好きのくせに、克服すべき弱点は朝寝坊。来るのが遅いと叱咤激励されることもしばしば。午後や夕方の品揃えも自信ありというお店があったら、平日も会社帰りに産直めぐりが出来るかも。休日のまとめ買いは、買った時だけ朝採り新鮮です(笑)。





昭和61年、目の前にバイパスが開通したのを機に、仲間と仮設の産地直売所を立ち上げました。手塩にかけて育てた果実に値をつけて売るという画期的なことを、怖いもの知らずでやってのけた当時を振り返ると、それまで流通した食材を食卓にのせていた消費者が作物を最短距離で手に取り、食せることへの驚きと感動はもちろん、我々生産者も目の前でどんどん売れていくことへの衝撃的な喜びは大変なものでした。
 自給率の低下や輸入食糧の危険性が問われ“食”に対する意識が高まってきた今、身近な土地で生産される食材の魅力や、大切さを伝えていく場としての産直施設は全国に広がりを見せ、農業の必要性と面白さを発信しています。“顔が見える”“土地も見える”の安心感に、鮮度抜群・おいしさ抜群が加わり、いまや人気沸騰の産地直売所は、土地の個性を生かした取り組みで日本の食を変える力強いパワーが漲っています。
  庄内エリアにも多くの直売所ができました。25年前の小さな産直活動がここまで発展するとは想像もつきませんでしたが、地産地消、自給率向上の手段の一つとして、今も日々、前進しています。そしてその影には、惜しまない努力と食に対する愛情を込めたものづくりがあり、地域の力を大切にして、生産者と消費者という人と人とを結ぶ良い関係を一層強め、日本の食の未来を語り合える場が築かれたと感じています。
 

山形県で初めて産直を作ったのは
櫛引で農業を営む女性たちでした。

産直寄稿コラム(3)

人と食を結ぶ産直には
今の日本の「食」を変える
パワーが漲っています。
長南光|農家民宿「知憩軒」店主

農業者加工グループの一員として県内初の産地直売所を設立、宅配や東京の大手百貨店への進出など常に先駆的な活動を続け


(スプーン2008年10月号に掲載)
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