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洋画家・今井繁三郎氏の常設館。
氏が自ら展示した各国の民芸品や装飾品も公開。
約400点の作品の中から常時70余点を展示。
奥様のわかなさんのご実家。
 
 Special Edition 特集 わが家の休日。  

私たちがしてきた遊びを
たくさん経験させたいです。


秋野さん一家の休日(鶴岡市加茂在住)

本誌のライターも手がける秋野わかなさんは、
今井繁三郎画伯のお孫さん。4人兄妹で遊んだ経験を、
2人のお嬢さんとふたたび楽しんでいます。

秋野わかな=文 text by Akino Wakana

   
遊具を使っての遊びはもちろん、広い敷地内は
起伏に富み、軽いトレッキングにも◎。
春になるとソメイヨシノが過ぎてから咲く
「淡黄緑色の桜」を求めて訪れる人も多いとか。
  磯浜と砂浜の両方楽しめる人工ビーチ。
魚や海藻と一緒になって泳げるので
水中メガネがあればダイビング気分。
子連れに優しい海岸ですが、
マリーンシューズの着用は必須。
  展望台の螺旋階段を上ると、晴れた日には
鳥海山をバックに庄内の海岸が一望できます。
上池は夏になると、水面に咲く蓮の花が
ゆらーり風に揺れて、とても優雅。



さん(33歳・会社員)
わかなさん(33歳・美術館館長補佐)
いおりちゃん(4歳・保育園 年少)
とわちゃん(2歳)
  チャレンジ精神旺盛ないおりちゃんと、パパに似ていつもニコニコのとわちゃん。子育てに奮闘するわかなさん曰く「パパは子どもたちに甘すぎ」との弁(笑)。

ーて、今日は何をしようう…。土日はもちろん盆正月もほとんど仕事の夫。母娘で過ごす冬や雨の休日には、そんな台詞がつい口から出てしまいます。4歳と2歳の娘を連れてはどこへ行くにもひと苦労。それでも季節が良くなれば、散歩ついでに港を覗いて魚の群れやウミウシ探し、レインボービーチで水遊びや貝拾いなどを楽しみます。そして、長女の長期のお休みには、姉一家も誘って羽黒の実家へ滞在するのがお決まり。そこはかつて親戚一同、それは賑やかにひと夏を過ごした思い出の場所。木々に囲まれた広い庭と旧アトリエ兼住宅は、格好の遊び場です。昔と違うのは、そこに美術館が建ったこと。ひ孫にあたる娘たちは静寂を喧騒に変え、館内を走り、声を響かせ、敷石を花びらで飾ります。また、庭では桑の実や藪地の木苺をおやつに、葉っぱや木の実でお弁当作り。時には家に迷い込んだオニヤンマやクワガタに大騒ぎ。大人も負けられまいと山菜探しにバーベキュー、燻製作りに勤しみます。寒くなってアトリエの暖炉に火が入ると、薪をくべるついでに焼き芋作りに発展することもありました。子どもが小さいわが家にとって、自然の中で安心して遊ばせておける実家は何にも代えがたい場所です。子どもたちがもう少し成長したら、夜の庭に寝そべって流れ星を探したり、池でメダカを捕ったりと、私たちがしてきた遊びをたくさん経験させてあげたいと思います。また、実家を拠点に羽黒山や月山高原牧場に繰り出すことも。長女と夫の休みが重なる時は動物園や水族館へと遠出もします。そんな特別な休日には、嬉しくて娘たちはパパにべったり。家事や育児のすべてから解放される私にもとっておきの休日となります。


(スプーン2008年9月号に掲載)
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加茂の秋野さんオススメスポット
…お問い合わせ先   …駐車場   …トイレ

今井繁三郎美術収蔵館
10:00〜17:00開館/月曜定休、冬季休館
鶴岡市羽黒町泉野
0235−62−3667

加茂レインボービーチ(加茂水族館となり)
シャワー、更衣室、救護所、海の家など

  蝦夷舘公園(羽黒町手向) 


大山上池(鶴岡市大山)


高舘山(鶴岡市大山)

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